オールドレンズ沼への道3

③Kern-Paillard 16mmF2.8 AR

今回紹介するレンズは、私の手持ちのレンズの中でもクセの強いムービーレンズ、ケルン2.8/16です。
もともと16mmシネカメラの為に設計されたレンズなので画角が狭く、私の愛用するGH2では写真が丸くケラレてしまいます。しかも本来の設計画角より大きく撮影するためか画角の外側に正体不明の流れたようなボケが発生します。俗にいう“グルグルぼけ”というヤツです。…どうでもイイ話ですが、この“グルグルぼけ”という名前を最初に付けた人は天才やな〜と個人的に思います。撮れた写真を見ると、やっぱり「グルグル」としか言いようがないと思います。
この特殊なボケは個人的に大好物なのでなんの問題も感じませんが、写真が大きくケラレてしまうのはやはり問題です。私自身このレンズをネットオークションで落札してから、1〜2度撮影してドライボックスに直しきりにしてました。ところが、ある時雑誌で見かけた記事にムービーレンズとNikon1の記事が載っており、Nikon1が搭載する1インチのセンサーとCマウントレンズ群の画角が近い事を知りました。衝撃でした。…ふと我に返ると、ネットオークションでNikon1を落札している自分に気が付きました。…恐ろしや、レンズ沼…
以来このカメラとレンズのコンビは私の散歩のお供として定番のセットになっております。何より動画撮影を中心としている私にとって、このレンズを通した光景は“映画”に化けるような気がしてなりません。レンズ自体が小さいのでピントは合わせにくいレンズですが、ピントが甘い写真にも必然性を持たせてくれるような(気がする)“味”がそこにあるような気がします。言い張ってるだけかも知れませんが…

ロバの本屋さん①

ロバの本屋さん②

ロバの本屋さん③

余談ですが、写真は山口県の俵山温泉郷の近くにある「ロバの本屋」さんで撮らせていただいたものです。
実に分かりにくいところにある上に携帯の電波が届かない地域で、しかもパッと見田舎の古民家にしか見えないお店ですが、数々の苦難を乗り越えて行く価値のあるお店だと個人的には思います。元々牛舎だった建物を改築して作ったお店の中には、オシャレな外国の本や日本の古い本が並び、何よりそこかしこにさり気なく配置してある古い家具がいちいちオシャレ!(あんまり意味は分かってませんが)“スローな”という言葉がしっくりくるお店です。お近くにお越しの際には立ち寄ってみるのも良いのでは…
ロバの本屋 HPはこちら

今回使用したマウントアダプターはコチラです。




関連記事

Categories

Instagram