オールドレンズ沼への道6

⑥AUTO TELESAR WIDE 28mmF2.8

今回ご紹介するのは私の手持ちのレンズの中でも特にクセの強い、メーカー不明(メイド・イン・ジャパンの記載あり)のレンズです。国際ネットオークションebayで落札する前から正体不明のレンズでしたが、届いてからもやはり謎の多いレンズでした。届いてすぐに私の愛機でテストしましたが、驚くほど“甘い”描写でピントが合っているはずなのに外れているようにしか見えない、「クセ」と言うにはあまりにも使いにくいレンズです。

甘い写真①

使いにくいレンズではありますが、撮れる写真の描写は恐ろしく軟調でコントラストが極端に低い味わいのある描写になっています。この軟調の原因はおそらくレンズの曇りにあると思いますが、絞り値を開放から1〜2段絞り込むと普通にシャープな描写になるところからレンズとしての性能は普通に備わっていると思われます…正直、使うほどに謎が深まるレンズです。

甘い写真②

軟調の写真なので、むしろ人物写真に向いているように思えますが、やはり合焦しているかが現場で分かりにくいレンズなので仕事で使うのは無理があるレンズだと言えます。そんなマイナスポイントを差し引いても何故か時々使いたくなってしまう、本当に不思議なレンズです。不思議なのでインターネット上で調べてみましたが何も分からず、日本国内で生産された海外向けの製品ぐらいしか情報は掴めませんでした。

甘い写真③

そもそも日本製のレンズでこれほど軟調のレンズも珍しいと思うので、やはり私個人が「曇り玉」を掴んだだけではないかと思われます…が、正直言って気に入ってます、この“甘い”描写。屋外撮影では難しいでしょうが、これからも屋内の人物撮影にはどんどん使っていこうと考えている、特殊用途のお気に入りレンズです。オールドレンズ沼にすっかりハマり、もう抜けられない(ような気がする)私が心から感じるのは、人と同じで様々なオールドレンズとの出会いもまた素敵なモノだと思います。
…単に痛い思いをする事も多々ありますが…

今回使用したマウントアダプターはコチラです。




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