旅の思い出11「最後の目的地・大山トム・ソーヤ牧場」

山陰旅行-アゲイン-⑤(最終回)

これまでこのメンバーと旅をして、私が希望の目的地を挙げしかも採用される事など無かった…というか、私は目的地を知らないままハンドルを握る事の方が多かった。大山を下る事数十分、目的地の大山トム・ソーヤ牧場は私が初めてワガママを言って(渋々)採用された目的地だ。私が何故この大山トム・ソーヤ牧場に行きたがったかと云うと、中国地方で唯一アルパカのいる場所だったからだ。このStudioECHOホームページの「サイト運営者」ページにも書いたが、ここ数年私の中でアルパカがマイブームとして到来中でテレビ等で見かける度にその毛をワシャワシャしたい衝動にかられていた。40前の、ビジュアルもまさしくオッサンの男が、「カワイイ王国」の中でも急先鋒として知名度を上げつつあるアルパカにハマるのも考えてみたら気持ち悪い話だが、ハマってしまったモノは仕方ない。余談だが、私は基本的にカワイイものに触手が動かないタイプで、どちらかというとシャープだったりダークで渋いものにハマる事が多かった…だけに、私自身がこのアルパカブームに一番驚いている。

アルパカとオッサン①

事前にホームページで調べたところ、アルパカとお散歩が出来ると書いてあった。私は慎重にその時間を調べ、“お散歩”が始まる時間まで辛抱強く待った。相変わらず睡眠時間を削る強行軍の上、珍しく晴れて暖かくなった陽気に瞼が重くなったが、アルパカの毛をワシャワシャする為に私はこの地に居る。…まだ眠る訳にはいかない!
かくして運命(?)の瞬間は訪れた…感動の初対面である。ホームページには“お散歩”と書いてあったが、この日はアルパカ2匹の機嫌が悪い為にお散歩は中止になったそうだ。その事を伝えられ、飼育員のお兄さんを告訴しそうになる気持ちをグッと抑えた。幸い“ふれ合い”タイムは有効なようで、夢にまで見た“毛をワシャワシャ”は叶いそうだ。羊毛よりも高級と讃えられるだけあってその毛は上質で、触り心地も素晴らしい。この寒い季節にはアルパカを敷き布団にして眠りたいくらいだ…いや、敷き布団は重くて可哀想なので掛け布団でいい。

アルパカとオッサン②

…私の中の、眠れるム◯ゴロウさんが覚醒した。草食系の動物は臆病な気質の種類が多いので“ワシャワシャ”する際には最初に手を持っていく箇所が肝要である。急所を避け主に背中辺りを撫でてやると彼等も緊張の糸がとけてリラックス・モードに入る事が私の経験値からも分かっている。…などと偉そうに語った割にはずっと目を逸らされていたが…(右写真参照)→

アルパカとオッサン③

飼育員さんの計らい(?)で、アルパカのかぶり物を付けて夢にまで見たアルパカと記念写真を撮影した。結果として、「旅の思い出小ボケ写真」ライブラリーに新たな写真が加わった…この時の私はちっともボケてないが後で見直すと結構“イタい”写真だったので「旅の思い出小ボケ写真」ライブラリーに加えるに相応しい逸品だと判断した。…アルパカが若干引いてるように見えるのは、まあ、気の所為だろう。
今回も山口に帰る時間が迫っている…しかし、私の心は充足感に満ちていた。鳥取を去る高速道路の上で、私はいつか栃木県那須にあるアルパカ牧場で“アルパカまみれ”の野望を叶える事を心に誓った。…こうして2度目の山陰旅行は幕を閉じた。私はハンドルを握りながら、心の中で「次は断る」と自分自身に言い聞かせていた…しかしそんな私の心とは裏腹に、我々は三たびこの山陰の道を走る事になるのであった…


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