オールドレンズ沼への道7

⑦YASHICA DSB 50mmF1.9

今回ご紹介するレンズは、私所有のオールドレンズの中でも夜や室内など暗い場面での登場が多いヤシカ1.9/50です。
ヤシカのレンズの中でもF1.9という開放値は珍品にあたるレンズのようで、年代は古いけどしっかりとした造りなのがお気に入りです。この年代の日本製のレンズは部品にプラスチックを使っているレンズも多いらしく、当時のヤシカ製品としては高級な造りの部類に入るレンズだと言えます。

F1.9の実力

特に古いレンズの魅力の一つに「手に持った時の感覚」が挙げられると思います。私は個人的にズッシリとした金属の感覚を好む方なので、手に持った瞬間にこのレンズを構成する金属の重量感の虜になってしまいました。といってレンズが重過ぎてカメラを構えた時に前重心になってしまう事も無く、ボディに装着しても適度な重量感で安定した撮影を長時間出来る所が気に入ってます。このレンズは海外オークションサイトebayで見つけた物ですが、その時の値段の評価は低く日本円で¥5,000くらいだったと思います。…まあ、あんまり高いと私には手が出せませんが…

社会保障番号が…

海外オークションでレンズを落札する際にはある程度の“覚悟”が必要で、私は過去に幾度も痛い目に遭っているだけにこのレンズを落札した時も「まあ、曇りは確実にあるだろうな」と高を括ってました。しかし届いたレンズは実にキレイでチリの混入も僅かでした。しかもレンズには前の所有者の社会保障番号らしき数字が刻んであり、レンズの状態からもそれなりに大切にされていた事を伺わせる逸品でした。私の手元に来てからも使用頻度はそれなりにあるので、私にしては珍しく良い買い物をしたと言えます。

F1.9のボケ味

描写については、ツァイスほどのシャープさや色の鮮やかさは無いもののしっかりとした描写だと言えます。何よりも不思議なのが、このレンズで撮影された被写体は皆「地味」に写るという特徴があるのです。諧調が極端に低い訳でもなく、といってハイ・コントラストな写真でもなく、描写は無難で、とにかく撮影した写真が「地味」な仕上がりになるのです。この辺りもこのレンズの評価が高くない要因の一つかもしれませんが、私個人的にはオールドレンズのそんな変な“クセ”こそ味わいだと考えているので、このレンズの「地味な描写」も大変気に入ってます。やはりオールドレンズとは“出会う”ものなんだと思います…

今回使用したマウントアダプターはコチラです。




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