オールドレンズ沼への道13

⑬Helios-44-2 58mmF2

今回ご紹介するこのレンズは、オールドレンズマニアが踏み込むべくして踏み込んでしまう領域…ロシアレンズのヘリオス44-2 2/58です。

ヘリオス44-2の描写①…私もついに来るトコまで来たな〜と感慨深いモノがあります。
というのも、オールドレンズ愛好家にとってロシアのレンズというのは一つのステータスになっていると云っても過言ではないからです。
私が手に入れたヘリオス44-2 2/58は、国内オークションサイトで落札した物ですが、調べてみるとゼニットという量産型一眼レフカメラの標準レンズだったようです。標準レンズが58mm…?という疑問も浮かびますが、どうやらこのレンズは戦前のツァイスのBIOTARのコピー品らしく(当時のロシアレンズではよくある話)当然ドイツ製の本家には及ばないまでも中々の描写を見せてくれます。

ヘリオス44-2の描写②何故ロシアのレンズがオールドレンズマニアの中で珍重されるかというと、個体差が激しい事がその大きな要因でしょう。
要するに当たり外れが極端にある、という事です。
ヒドい物になると、マルチコート(コーティング:レンズ表面に施された反射防止膜)と記載されながらシングルコートだったりと大雑把な管理が特徴です。
私もレンズを受け取ってテスト撮影するまではかなり緊張してましたが実際に撮影してみると思いの外しっかりした描写を見せたので逆に驚きました。
私個人としてはとんでもない描写のレンズを期待してましたし、またそんなレンズがむしろ好きなタチなんですが、入手したヘリオス44-2 2/58は合焦した(ピントの合っている)部分は予想以上にシャープでボケは丸くこれまた予想以上にキレイでした。
今回の作例は主に(私の好きな)逆光条件の撮影が多かったですが、冬の晴れ間の柔らかい光を見事に表現していると思います。さすがに太陽の方向にモロに向けてしまうと盛大なフレア(作例3)が入りますが、個人的には柔らかい描写のフィルターのようで好みです(まあ、レンズフード無しで撮っているのでフレアが入るのは当たり前と云えば当たり前ですが)。

ヘリオス44-2の描写③無段階の絞りリングは少々緩い気もしましたが、ヘリコイドもカメラに装着すると適度にトルクを感じて良い手応えで、私にしては…そしてロシアレンズにしてはマトモな買い物だったので安心しつつ、少し寂しいような複雑な気持ちになっております…ヤンチャだと思ってた少年が思ったより優等生だったような感じでしょうか…別に悪い事では無いですが、なんか鍛え甲斐のあるヤツだと待ち構えていたらなんか思ったより大人しかったというか…
いずれにせよ、嫌いな描写ではないのでいつか私がフルサイズ機を手に入れた時には真っ先にテストしたいレンズの一つになりました。無論それまでも出番は多そうなレンズです。

今回使用したマウントアダプターはコチラです。




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