オールドレンズ沼への道16

⑯COSINA 19-35mmF3.5-4.5

今回ご紹介するレンズは、ここ数年で手に入れたオールドレンズの中でも最も扱いにくい“じゃじゃ馬”レンズ、コシナ3.5-4.5/19-35です。

コシナのチープな写り①私が所有するだけでも優秀なレンズが多いキャノンFDマウントレンズ群の中にあって、キャノン製のレンズではないにしろ、これほどテスト撮影の結果に驚いたレンズも珍しいと思います。“腰を抜かした”という方が正しいかもしれません。それほどまでに、クセの強いレンズが好きな私も呆れさせる実力がありました。
最初にこのレンズを使ったのは、私の愛機Panasonic GH2 でしたが、私の愛機に装着すると、19mm-35mnというワイドズームが倍の38mm-70mmという標準ズームに変わってしまいます。
それでも欲しかったワイドズームだけに期待も大きかったのですが、

コシナのチープな写り②ズームをワイド(19mm)に合わせるとピントが合わないのです…
私の使っているFOTGA製のマウントアダプターのせいなのかは不明ですが、最広角(19mm)でいくらヘリコイドを回しても無限遠が出ないのです。少しズームリングを望遠側に回してやれば合焦しますが、合焦した面もピントが合っているのか怪しく、ファインダーでの確認が非常に難しいレンズなのです。
このテストをした日は雪の舞う曇り空の日(作例①)でしたので、絞りを開放域にしていたという事もあったため、後日快晴の日に改めてテストしましたが絞りを最小絞り(F22)まで絞ってやっと合焦したかな~ぐらいなのです(作例②)…
作例②は、逆に絞りすぎて“小絞りボケ”を起こしているようにも思えますが、いずれにせよ描写の甘さは否めません。絞りを開放域にした時の描写はまさにトイカメラの写真を見ているようで、お世辞にも褒められない、やれレンズの“抜け”だの“キレ”だのを語る以前の、なんとも不思議な描写なのです。
これは私のゲットした個体が単に壊れているだけだと思いますが、絞りを開放域にすると、あからさまに片ボケ(レンズの中でガラスが歪む事により、ピントのあっている面がズレる事、作例③のように右側半分にだけピントが合い左側はボケてしまう)が

コシナのチープな写り③確認されました。
ファーストインプレッションから衝撃のデビューですが、その本領はフィルムカメラAE-1に装着した時にもいかんなく発揮され、画面中央から四隅に向かって流れるようなボケが発生し、中央部分の描写も甘いの一言です。フィルムカメラAE-1に装着しても相変わらずピントが掴みにくく、他のレンズに比べてもかなり使いにくいレンズなのです。
ここ数年は“ハズレ”レンズを掴んでなかっただけに衝撃は大きかったですが、逆に考えれば古い、使い込まれたレンズとはこのようにどこかに不具合が生じているものだろうし、そんな強烈な“クセ”も含めてオールドレンズなのだと思います。
なかなか使い勝手は良くないですが、HOLGAのようなトイカメラの描写が、鮮明ではないチープな写りが欲しい場面では役に立ってくれそうです…そんな場面があれば、ですが…
このレンズも私のフィルムカメラAE-1でテスト撮影してますので、後日他のFDレンズの写真と共にご紹介します、お楽しみに…

今回使用したマウントアダプターはコチラです。




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