新たな仕事⑩「ハードな撮影」

株式会社街づくり山口が主催となって山口市中心商店街内や山口街中の魅力をプロモートするCMコンテストの際、我々の撮影の為に店舗を提供していただいた藤本呉服店さんの為に我々はPR動画を作る事になった。

撮影準備中

プロデューサーのMitsuoくんが話を進め、私が絵コンテを描いた企画は、実際のお客様に協力していただいて着物選びから実際に着ていただくところまでを再現した、ドキュメンタリー“風”の動画企画だった。
モデルになっていただくお客様の交渉は藤本呉服店さんがしていただけるという事で、我々を悩ませる最大の難関「モデル選び」は回避されたが、モデルになっていただけるお客様の都合で撮影は夕方5時からとなった。我々には、いかに予定通り素早く撮影を終わらせる事が出来るかという課題が突き付けられたのだ…

6月3日撮影当日、我々は昼の内に落ち合い、段取りを協議した。
ネックになるのは着付けとメイク・ヘアメイクにどれ位の時間がかかるかだった。着物の着付けにはそれなりの時間がかかるものだし、メイク・ヘアメイクにしても短時間で終わらない事は婚礼業界の経験から分かっていた。つまり、我々に与えられた時間は限られているという事だ…久々のハードな条件の撮影に武者震いが止まらなかった。
CM撮影以来久しぶりに機材を持ち込んだお店は通常通りの営業中でお客様の行き交う中、我々は幾分気まずさを感じながら撮影準備に取りかかった。事前に段取りしていた通り、着物を着るお嬢さんとお母さんそれぞれにインタビューするべく準備していたが、お店の隣が改装工事中だったためその音が壁伝いに響いてインタビューが撮れない…撮影開始前から難題が我らに課せられたのだ。撮影開始の午後5時に工事が終わる事を信じて待ちながら、撮影の段取りを変更する打ち合わせを進めた。このように、実写の撮影現場では絵コンテや撮影計画通りに進まない事が多々ある。私はこれまでの経験から、慌てる事は無かったが、撮影終了が深夜にならないかが不安であった。
撮影は、始まってしまえばスムーズに進み、懸案だった工事も午後5時には終了してくれた。そして最悪の想定よりも早く撮影を終える事が出来、私は胸を撫で下ろした。
かくして動画撮影の中で最も骨が折れる作業“撮影”は終了した。
あとは、私独りの闘い“編集”が待っている…


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