オールドレンズ沼への道22

22.ASAHI Super-Takumar 28mm F3.5

今回ご紹介するこのレンズは、久しぶりのタクマー、アサヒ・タクマー3.5/28です。

スーパータクマー28mm①以前にアサヒ(旭光学工業=現・ペンタックス)のレンズをご紹介した時には、“スーパーマルチコート”の文字がレンズ名にも堂々と刻印され、レンズ前面での光の反射に対する強さをアピール(?)していましたが、今回ご紹介するレンズはそれより前に製造されたレンズのようで、マルチコートの無いレンズのようです。だけに、随分と安く手に入ったように記憶してますが、手に入れた時は色々と仕事の忙しい時期と重なってテストさえする事無く防湿庫の肥やしになりかけていました。
先日写真講習会を行う事になり、ふと思い出してテストがてらに(初めて)撮影しましたが、その描写の端正さに驚きました。

スーパータクマー28mm②ある程度絞り込んでの撮影という事もありますが、合焦点(ピントの合っている部分)のシャープさは驚異的で、安価で手に入れ、しかも数十年の年月を経たレンズとは思えない破綻の無さに、「またしても良い買い物をした」と自分自身を褒めてやりたくなります(褒めるとすぐ調子に乗って散財するので危険なのですが…)。
今後は数ある私の所有レンズの中でもお気に入りレンズになる事は間違いありません。しかし、レンズの光学性能が優秀であればある程本来の画角で撮影したくなるもので、私の愛機PanasonicGH2では焦点距離が2倍になり実質56mmのレンズとして撮影している計算になります。

スーパータクマー28mm③当時としては“超広角”だった28mm本来の画角に憧れるばかりですが、コレは私がフルサイズ・センサーのカメラを購入した時のお楽しみに取っておくしかないようです…
開放値F3.5と決して明るいレンズとは云えない仕様も、この“しっかりした描写”の為の設計だとしたら、これほど「普段使い」に適したレンズも中々無いと思います。余談ですが、「タクマー」の名前の由来は「切磋琢磨」から来ているという説もあって、まさに職人の“切磋琢磨”ぶりを写真を通して感じるすばらしいレンズだと思います。
結果として大満足のレンズでした…というレンズを手に入れてしまうと、私の中の“オールドレンズ・バイヤー”が覚醒して暴走を始め、私は本当に破産してしまうので、暫くは手持ちのレンズだけをご紹介したいと思います…とは云え、もう22回目…現時点で破産してないのが不思議です…




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