物欲ハンター21

21.CHINON Bellami HD-1

今回ご紹介するガジェットは、(超)個人的にど真ん中な上に永年思い描いていた“夢”を実現してくれそうな、興味ない人間には微塵も興味ないジャンルだが、(私のように)過去にフィルムでムービーを撮った経験のある人間には涙が出てしまう夢のカメラなのだ。

Nolab-Cartridgeまずご紹介したいこのだが、具体的に何かというと「8mmフィルムムービーカメラでHD映像が撮れる夢のカードリッジ」なのだ。
8mmフィルムと云っても今の若者には伝わりにくいと思うが、要するに幅が8mmのムービーフィルムの事である。
私は芸大に通っていた学生時代に好んで使って映画を撮っていたが、私が学生だった20年前でもすでに“骨董”に近いジャンルの映像メディアだったのに、ハイビジョンが当たり前の現代にその暖かみのあるノスタルジックな質感を復活させようというプロジェクトが進行していると聞いて、嬉しくなってしまった。

nolab-super-8-cartridge-1

スーパー8のフィルムは、写真のようなカードリッジにフィルムが収まっており撮影が終わったらそのまま現像所に出すタイプで、そのカードリッジの形に作られた本品でカメラから入ってきた光を記録しようと考えたのだから逆転の発想としか云えない素晴らしいアイデアである。
このニュースを知るや否や、私の中の物欲ハンターは暴走を始め、早速eBayでスーパー8カメラを物色し始めた…が、このカードリッジはまだプレオーダー段階で、流石の物欲ハンターも販売していないモノは買えず私も正気に戻る事が出来た。
…販売されると私の中の物欲ハンターがどんな暴走を見せるか分からないのが今から恐ろしい…

そんなワケで今回(改めて)紹介するのは、“8mmムービーカメラっぽいカメラ”、チノンのBellami HD-1である。
このカメラ、明らかに8mm(あるいは16mm)フィルム・ムービーカメラを意識したデザインだし、レンズに昔のムービーカメラ用マウントのCマウントレンズを装着出来る辺りは先にご紹介したNolabのカードリッジと同じコンセプトの違うアプローチだと云える。私もCマウントレンズは数本所有しているので(詳しくはオールドレンズ・ブログで)このカメラの登場は嬉しかった。何より学生時代に露出もピントも無茶苦茶に撮ってしまって、それでも現像後に映写機で見た自分のフィルムの感動が、数十年経った現代に再び蘇ると思うとノスタルジックな感傷に浸ってしまう…ところを、すかさず物欲ハンターに乗っ取られてしまいそうになる。
今回は、フィルム撮影の経験のない人には少しも共感出来ない商品だと思うが、私はこの2品共に、商品よりも開発者の心意気を買いたい…いや、やっぱり商品も買いたい…
さて、アナタならどうする…?


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