Artの在る風景 #1

#1.ロバの本屋「保手濱 拓」展

2015年を迎えるのを機に、私が以前から考えていた、山口県内でひっそり(?)活動しているアーティストたちを(頼まれてもいないのに)ご紹介する、新しい(おせっかい)ブログを始めてみようと思います…
私はいつもブログ(シリーズ)のタイトルを決める時それなりには悩みますが、悩んだ時こそ良いタイトルが浮かんでこない事が多く、いつも「まあ、コレでいいか」ぐらいの気持ちで付けてしまいます。
今回も同様にそんな感じで決めたタイトルですので、これからどれだけ続くかは分かりませんが予めご了承いただいて、タイトルの事は出来れば忘れてください…

保手濱拓 展①記念すべき第1回目にして新春最初のご紹介は、山口県長門市の俵山温泉の更に奥でひっそりと営業していらっしゃるロバの本屋さんで個展を開催中の保手濱拓さんをご紹介したいと思います。
実を言うと、私は個人的にこの保手濱さんの存在は数年前から知っていて、何気なく手に取ったDM(ダイレクトメール)の絵に驚いたのを今でも良く覚えています。それは保手濱さんの個展のDMだったのですが、鉛筆の頼りない線で机に向かう女性が描かれていて、その簡素でいて無駄の無い線と、それ以外の余白の余韻にすっかり魅了されてしまいました。
以前に菜香亭で開催されたアート・イベントを訪ねた時にも感じた事ですが、山口県内にはまだまだ私の知らないアーティストがたくさん居て、

保手濱拓 展②地道に活動している事を改めて感じました。
そして山口という、他の地域に比べると若干閉鎖的な土地柄の中で、彼らの発表の場を提供し続ける画廊やお店が、数は少ないながらも存在する事を嬉しく感じましたし、(微力ながら)お手伝いしたいと思いました。
今回ご紹介する保手濱拓(ほてはま たく)さんは、1980年に兵庫県で生まれて物心つかない内に山口に引っ越し、現在まで山口市秋穂二島で活動していらっしゃいます。最初に取材のお願いでお話しした時から描かれる絵と同様に温和で柔和な話し方だな〜と感じてましたが、実際お会いしてみると果たしてその通りの方で、優しい人柄がそのまま絵に反映されているような気がします。

保手濱拓 展③今回の展覧会に際して保手濱さんは「今回は物語が浮かんでくるような絵を描きたいんです」(DMより)と語っていらっしゃって、これまで私が見かけた、身の回りにある植物や人の素描だったり、抽象的なカタチだったりする作風とは少し違って、見ていると何かしら想像させてくれるような気がします。
また、そんな保手濱さんを優しく見守るロバの本屋のオーナーさんの、このお店で保手濱さんの絵を展示する着眼点もスゴイな〜と思います。保手濱さんの絵は、このお店の飾らないのに温かい雰囲気にピッタリだからです。保手濱さん自身、このお店が好きで通うようになって今回の展覧会に至ったと語っていらっしゃいます。
(個人的に)山口県のである、良い意味で“ユルい”ロバの本屋さんと保手濱拓さんのコラボレーションを一度体感してみてはいかがでしょうか…

  • 保手濱拓 展④
  • 保手濱拓 展⑤
  • 保手濱拓 展⑥

開催期間:2014年12月19日(金)〜2015年1月6日(火) 11:00〜17:00
会場:ロバの本屋(山口県長門市俵山6994) Tel:0837-29-0377


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