Artの在る風景 #3

#3.田村覚志 ツナガル展

2015年に入って新連載を始めた「Artの在る風景」ですが、今回ご紹介するのは細密線描画を描かれる田村覚志さんの個展「ツナガル展」をご紹介します。

田村覚志 ツナガル展①以前からSNS等で時々見かける事があったのですが、その全貌(?)が明らかでなく、ずっと気になっていたがまさに田村さんの絵でした。
動物のモチーフの中に“細密”としか言いようがない繊細な図柄を描き込んだ田村さんの絵は、その白と黒のみで構成された世界の中に様々な色彩をも想起させてしまう不思議な魅力があると思います。
今回は田村さんとしては初めての試みでピッコロサイズ(ハガキ大よりも小さいサイズ)の絵にもチャレンジされていて、とってもステキな小さい額に入った絵が並んでいる様は壮観です。
田村さんの絵を1つ1つ眺めていて感じた事は、これだけ細密な線で

田村覚志 ツナガル展②表現されているにもかかわらずそれぞれの絵が強く主張しないという事です。絵によっては見る者に“挑む”ように迫ってくる作品もあれば、見る者を作品世界に“引き摺り込む”タイプの作品もあると思いますが、田村さんの絵は鑑賞者を“誘う”絵だと感じました。田村さんが描いてるモチーフの中に「鍵穴」がありますが、我々鑑賞者は田村覚志という奇術師の仕掛けた迷宮に自ら迷い込んでしまうのだと思います。
今回の企画は、防府市で「Decor」(デコア)としてイベントの企画・運営をされているサクトモさんが実施されたそうですが、古いビルの事務所跡を改装したmaniさんのギャラリースペースと田村さんの絵が見事に“融け合って”いて、「見事な会場セレクションだな〜」と感心させられました。
あと1日しかありませんが(申し訳ない…)、一見の価値アリだと思います。
お近くにお越しの際には是非お立ち寄りください…

  • 田村覚志 ツナガル展③
  • 田村覚志 ツナガル展④
  • 田村覚志 ツナガル展⑤

開催期間:2015年2月26日(木)〜2015年2月28日(土) 10:00〜19:00
会場:暮らしの雑貨mani(山口県周南市桜馬場通り1-20) Tel:0834-33-8750


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