Artの在る風景#13

#13. 写真家 菓子谷梨沙 個展 「OVER LAP」

2015年の1月1日に記念すべき第1回の記事を書いたこのArtブログも、早いもので、1年間の様々な作家さんや画廊オーナーとの出会いを経て13回目を迎えようとしております。改めて、このしち面倒臭いブログ記事を書き続ける事にご協力いただいた皆様に心から感謝したいと思います。怪しい風貌の男の突然の依頼に快くご協力くださって、本当にありがとうございました。

さて、このブログでご紹介する、本年最後の展覧会は、通常のギャラリーや美術館とは違う山口市民にはお馴染み豆子郎本店にある茶藏唵-さくらあん-で開催中の写真展「OVER LAP」をご紹介します。

会場の豆子郎は、山口県民、特に山口市民にはお馴染みの外郎-ういろう-を製造販売する会社として長く親しまれてきました。かく言う私も、この豆子郎が自宅の食卓にあったら必ず手を伸ばしてしまう程に幼い頃から親しんできましたし、ある意味“豆子郎を食べて大きくなった”と云っても過言ではないと思います…
…やっぱりちょっと言い過ぎですかね…

「OVER LAP」①そんな豆子郎・茶藏唵で開催中の写真展「OVER LAP」は、毎年夏至(6/22)と冬至(12/22)に合わせて年2回催される恒例イベント、キャンドルナイトに合わせて茶藏唵の御迎処で開催された複数のイベントの1つとして企画された展覧会なのです。

今回の作家・菓子谷梨沙さんは、婚礼業界のフォトグラファーとして9年間研鑽し、一念発起してサラリーマンを辞め単身オーストラリアに渡り、2年間(ビザの期限ギリギリまで)写真を撮りまくって今年の夏に帰国したタフネスを絵に描いたような女性なのです…そして実は、私は個人的にこの菓子谷梨沙という女性を良く知っており、上記の略歴の

上映中の映像を見る人たち婚礼業界の頃、私とは同僚として共に切磋琢磨した仲間の1人なのです…そして何より、過酷貧乏旅行で私を引きずり廻した“地獄のツーリスト”(他にも“カップル・スナイパー”など、複数の通り名がある)として、このStudioECHOホームページの旅行ブログで幾度も「メンバーK」として登場しています。彼女の活躍(?)をもっと知りたい方は、このホームページ内の「TRAVEL」ページを是非ご一読ください。
そんな菓子谷さんが満を持して世に送り出す写真展は、地図で見ると形も良く似ているオーストラリア山口県の風景を、2つの写真をペアで並べて、まさにオーバーラップさせる見せ方の意欲的な展覧会なのです。

菓子谷さんの撮影スタイルを間近で見てきた私から云えば、彼女の写真の持っている圧倒的な説得力が、彼女自身の“ド根性”に由来する事を良く知っています。
真冬の鳥取県の山の中腹で、朝陽に照らされる大山を撮るために極寒に耐え抜いたり、ランタンが幻想的な2月の長崎で、シルエットのカップルを撮るために足から根が生えたかのように同じ姿勢で微動だにしなかったり、彼女の中で「グッとくる瞬間」を激写する為に幾らでも待つ事が出来る精神力(そして筋力)こそが彼女の写真に“力”を与えているのです…
…一緒に旅をする者は迷惑ですが…

そんな“力強い”菓子谷梨沙の写真の世界を一度ご覧になってはいかがでしょう…

  • 「OVER LAP」②
  • 「OVER LAP」③
  • 「OVER LAP」④
  • 夜の会場
  • ワークショップの様子①
  • ワークショップの様子②

開催期間:2015年12月22日(火)〜2016年1月3日(日) 10:00〜17:00
会場:豆子郎 茶藏唵-さくらあん-(山口県山口市大内御堀33) Tel:083-925-2882
※12/22 18:00〜フォトワークショップ 19:30〜作家による作品紹介 が実施されます。


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